再開 大学受験後
あらかたの予想どうり、大学受験には失敗に終わった。
予想どうりではあったが、いざ失敗するまでは心の何処かで自分に期待している部分もあった。
これでようやく自分は劣ってななんかいない、何でもできるという感覚が、自己防衛由来のものなのだという頭では理解していた部分に追いつけた気がする。
自分は特別な存在ではないのだ。ご都合的なシナリオで問題が解決したり、他人より並外れて優れていたりということはあり得ない。こういう感じで認め始めてきた。自己愛性を認識してから長かったが、ついに健常ラインに戻って来れている気がする。
ところで大学生活、こういった現実的な認識を持って満足に過ごせればいいと思うのだが、受験が終わった3月12日から心から集中できるものが見つかっていない。
どこか冷めている。
大学生活、辛抱して歩き回って打ち込むことを決めたい。
打ち込むことのあるなしにかかわらず、やることは変わらない。
小さな階段を登り続けて虐げられないように、十分な強さを獲得する。